最近、SNSや美容系YouTubeで「アゼライン酸」という言葉をよく見かけませんか?
一見マニアックなこの成分、実はニキビや毛穴、赤ら顔、美白までマルチに効く超優秀成分なんです。
今回は、皮膚科医も注目しているアゼライン酸の効果や特徴、配合されているおすすめコスメまで、徹底的に解説します。
アゼライン酸とは?
アゼライン酸(Azelaic Acid)は、穀物(小麦、ライ麦、大麦など)や酵母に自然に含まれる天然由来の成分です。
実はヨーロッパやアメリカでは、ニキビや赤ら顔(酒さ)の治療薬として医師が処方する成分として長年使われています。
日本ではあまり聞き慣れないかもしれませんが、近年では韓国コスメや海外スキンケア製品をきっかけに人気が広がり始めています。
アゼライン酸の効果

1. ニキビの予防・改善
アゼライン酸にはアクネ菌を抑える抗菌作用があります。また、毛穴の中で角質が詰まるのを防ぎ、ニキビの根本原因にアプローチ。
炎症を抑える効果もあるため、赤く腫れたニキビにも◎。
抗生物質のように耐性菌ができにくい点も医師から高く評価されています。
2. 毛穴詰まりや黒ずみの改善
古い角質をやさしく除去する「角質剥離作用」があるため、毛穴の詰まりや黒ずみにも効果的。
敏感肌でも使える穏やかなピーリング成分として注目されています。
3. 美白・シミ予防
アゼライン酸はメラニン生成を抑える働きがあり、美白効果も期待できます。
特に、ニキビ跡の色素沈着や肝斑のケアとしても使われることが多く、「炎症を抑えて色素沈着も防げる」という点で理想的な美白成分です。
4. 赤ら顔(酒さ)や敏感肌のケア
赤ら顔の主な原因の一つ、酒さ(しゅさ)にも効果的です。
実際に欧米では、酒さ治療薬としても処方されている実績があり、肌の赤みやヒリつきを抑える抗炎症効果が報告されています。

アゼライン酸の特徴とメリット
- 低刺激で敏感肌でも使いやすい
レチノールや高濃度ビタミンCに比べて刺激が少ないため、肌が弱い方でも使いやすい。 - ニキビ・毛穴・美白・赤みの4つにマルチに効く
複数の悩みに同時にアプローチできるのは珍しい。 - 抗菌・抗炎症作用でトラブルの根本に働きかける
対処療法ではなく、根本から肌質改善が期待できる。 - 長期的に使いやすい
抗生物質とは違い、耐性菌のリスクがなく、継続使用もOK。
アゼライン酸配合のおすすめコスメ
では、実際にアゼライン酸が配合されているスキンケアアイテムにはどんなものがあるのでしょうか?
以下に、日本でも手に入りやすい人気アイテムをいくつか紹介します。
1. The Ordinary Azelaic Acid Suspension 10%
海外コスメ初心者にも人気のThe Ordinary(ジ・オーディナリー)のアゼライン酸クリーム。
10%と高濃度でありながら、肌当たりはマイルド。ニキビ・赤み・ざらつきが気になる方におすすめです
- ブランド:The Ordinary(ジ・オーディナリー)
- 特徴:アゼライン酸10%の高濃度処方。ニキビ、くすみ、赤み、毛穴に幅広く対応
- テクスチャー:少しマットでクリーミー
- おすすめポイント:シンプル処方でコスパ抜群。海外通販や楽天市場でも入手可能


2.アヌア アゼライン酸15 インテンスカーミングセラム
- ブランド:ANUA(アヌア)
- 特徴:肌に寄り添う韓国発のナチュラルスキンケアブランド。アゼライン酸 15%配合
- テクスチャー:とろみのある乳液状で、肌なじみ抜群。
- おすすめポイント:毛穴・ニキビ・くすみ・ゆらぎ肌といった複合的な肌トラブルを、1本でケアできる優れモノ

詳細は、以下記事で詳しく解説しています!
3. Paula’s Choice 10% Azelaic Acid Booster
- ブランド:ポーラズチョイス
- 特徴:アゼライン酸10%に加え、サリチル酸やリコリスエキスも配合
- テクスチャー:軽めのクリーム状でなじみやすい
- おすすめポイント:ニキビ跡・くすみにも効果的で、敏感肌にもやさしい処方

アゼライン酸を使うときの注意点
- 最初は週2~3回からスタートし、徐々に頻度を増やすのがおすすめ
- 赤みやピリピリ感が出た場合は、保湿や使用頻度の調整を
- レチノールや高濃度ビタミンCとの併用は注意が必要(刺激が強すぎる場合あり)

まとめ:アゼライン酸は肌悩みの救世主
アゼライン酸は、ニキビ、毛穴、美白、赤ら顔といった複数の肌トラブルに対応できるマルチ成分。
「肌に優しいのにしっかり効果が出る」点が、敏感肌や10〜20代女性にとって大きな魅力です。
最初は少しずつ取り入れて、自分の肌との相性を見ながらスキンケアに取り入れてみてくださいね。

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